枚方市ケアマネジメント活動支援事業主催の主任介護支援専門員向け研修に参加してきました。
12月5日(木)14時~17時「輝きプラザきらら」大研修室にて
「個別課題から地域課題 地域支援への展開について」という題目で、株式会社シャカリハの三浦浩史先生の講義とグループワークを行いました。
この研修の目的として、①個別課題から、地域課題は抽出できること。②主任介護支援専門員の役割の一つである「地域つくり」の発想ができることをあげて頂きました。
例えば、ゴミだしという項目であれば、ゴミが重くて収集場所に持っていけない人や、ごみの分別がわからなくなっている人、カラスがゴミを荒らして困っている人等、それぞれ個人的に困っている事が、実は地域でも違う形で困っている方がいる。それが地域としての課題となる。個別ケースの課題分析を積み重ねていく事によって、地域に共通した課題を浮き彫りにして地域課題を発見していく。
地域課題が発見されたら、地域ケア会議を活用して医療や介護、行政も含めて解決に向けた手段を模索していく。自治会がゴミの持ち出し支援を行ったり、ごみの分別を協力してくれたり。個別課題が地域の課題となり、その解決する手段も地域にあって、高齢者が安心して暮らせる地域つくりを主任ケアマネジャーが担っていく事を学びました。
後半は、各グループでテーマを一つ考え、一人一人がテーマに対する課題を8つ上げて、グループ内で共有し、その中からグループとしての課題点を一つに絞り、その課題を解決する提案を出し合いました。
一人で考えるよりも、6人で課題を出し合い、課題解決のための提案もグループ内で話し合う事で、様々な解決策をみつけることが出来ました。各グループでも、それぞれの地域での課題を解決するために話し合いも盛り上がり、発表でもユニークな解決策もありました。個人的にも主任ケアマネジャーの役割や地域つくりの発想についてより理解の深まった研修会でした。
広報組織化委員 谷村